本堂の奥に位置する内陣は、浄土真宗の信仰の中心となる最も重要な空間です。
中央には阿弥陀如来様が安置されており、その慈悲の光が常に私たちを照らしています。
内陣では、荘厳な須弥壇の上に本尊が安置され、その周りには親鸞聖人をはじめとする先達の御影が配されています。
それはまるで、私たちに浄土真宗のみ教えを静かに語りかけてくださるようです。
法要の際には、僧侶がこの内陣にて勤行をいたします。
皆様ご一緒にご本尊に向かいお念仏をさせていただきましょう。
御本尊阿弥陀如来像の記録
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1537年(天文六年)1月 - 第三世 寂音
慈覺大師によって彫刻された阿弥陀如来御木像を、妙曜尼が当寺の御本尊としてお迎えしました。
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1750年(寛延三年)4月 - 第十二世 覺宥
京都の大仏師、畑治右衛門に依頼し、銀二百匁を費やして御本尊を修復・再興しました。
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1996年(平成八年)4月 - 第十九世 覺證
空殿や須弥壇の修復に伴い、御木像を遷座しました。その際、足元が損傷していたため、京都の若林仏具製作所を通じ、佐川中定師に依頼して修復を行いました。