本柳寺の本堂は、浄土真宗本願寺派の伝統を受け継ぐ中核的な建物です。600年以上の歴史を誇る本柳寺において、この本堂は信仰の象徴として重要な役割を果たしてきました。
こちらでは長い年月のなかで、様々な法要や儀式が行われてきた場所であり、地域の人々に親しまれ続けています。
本堂の建築は伝統的な日本家屋の美しさと強固さを兼ね備えており、寺院の歴史的価値を物語っています。
地域の人々にとっても、本堂は重要な集会の場となっており、年間を通じて様々な行事や法要が執り行われています。
このように、本柳寺の本堂は信仰と文化の中心として、地域社会とのつながりを深める重要な役割を果たし続けています。
本堂の記録
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1461年(寛正二年)10月 - 開基住職 徳珎
徳珎上人によって本堂が建立されました。
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1604年(慶長九年)5月 - 第五世住職 祐視
本堂の正面敷石工事が完成しました。
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1687年(貞享四年) - 第九世住職 圓僊
寺の再建が行われた記録がありますが、詳細は不明です。
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1734年(享保十九年)4月 - 第十一世住職 覺壽
本堂の屋根の葺き替え工事が成就しました。
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1743年(寛保三年)4月 - 第十二世住職 覺宥
本堂の縁側を増改修しました。
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1816年(文化十三年)4月 - 第十四世住職 覺音
本堂の再建工事が寛政の時代に完成しました。
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1864年(元治元年)2月 - 第十五世住職 覺性
本堂の床板を全面的に張り替えました。
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1868年(慶応四年)9月 - 第十五世住職 覺性
本堂の東縁側を下陣に取り込み、増改築しました。
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1875年(明治八年)9月 - 第十六世住職 覺範
本堂の屋根の棟瓦を葺き替え、改修しました。
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1879年(明治十二年)2月 - 第十六世住職 覺範
三尊様の後ろを引き、後堂を五間増築する工事が成就しました。
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1888年(明治二十一年)5月 - 第十六世住職 覺範
本堂の屋根の補修を行いました。
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1900年(明治三十三年)3月 - 第十六世住職 覺範
本堂の屋根の葺き替え工事が完了しました。(余間を半間後退させ、後堂を一間半、九間に増築)
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1973年(昭和四十九年)9月 - 第十九世住職 覺證
本堂の屋根を全面的に新品の神崎瓦で葺き替えました。
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1999年(平成八年)5月 - 第十九世住職 覺證
内陣の床板(厚み一寸の欅板)を新しく張り替えました。
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1999年(平成八年)5月 - 第十九世住職 覺證
下陣の天井板の張り替えを行いました。
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1999年(平成八年)5月 - 第十九世住職 覺證
縁側、天井板、床板の張り替えと締め直しを実施しました。